2019/1/28

次は花粉症・・・

↑椿の花。白とピンクが相まって、とても綺麗です。これ、「源平咲」というそうです。
 
 
インフルエンザ流行のニュースが毎日のように流れていますが、今朝のニュースでは早くも花粉症の情報が。
2月に入り立春を過ぎれば、花粉が飛び始めます。
最近では、地図上に花粉の量が示されるアプリもできているようで、出かける時の対策に役立ててください、とのこと。お店にも花粉症対策グッズが並び出します。
それだけ、花粉症の方が増えているということでしょう。
日本人の25%が花粉症とする統計もあります。
 
スギやヒノキなどの花粉は昔から飛んでいたもので、逆に都市開発が進む前の方が飛散量は多かったと思われます。
そして、緑が少ない都会でも花粉症の方が多いということを考えると、花粉症の増加は、大気汚染や、生活習慣変化による現代人の体質も関係しているのでしょう。
 
東洋医学では、花粉症の原因を
・精神的ストレス
・飲食物の偏り
・季節における自然界の影響(特に春、秋)
・水分のとり過ぎ
 
であるとしています。自然界の影響はもちろんありますが、あくまでも身体の気血や臓腑のアンバランスが原因と考えています。
春季の花粉症は肝の臓、秋季の花粉症は脾の臓と密接な関係があります。
身体の状態によって、春秋どちらか一方、どちらもなるがどちらかがより酷い、などの違いが出てきます。
花粉症の東洋医学的な考えについては、コラム「東洋医学の豆知識」で詳しく紹介していますので、そちらも合わせてご覧ください。→こちらをクリック
 
当院では、花粉症の方には、鍼灸で身体のバランスを整え、その方に合った養生指導を行います。
ある日突然なることもある花粉症。
罹患していない方も、他人事ではありませんね。。。
普段から、食事や運動、ストレスの発散などに気を配り、花粉症にならない身体をつくっておく必要があるでしょう。