2025/6/13

時代劇に癒される⁉

↑梅雨の風物詩。
 
 
見たいテレビ番組やネット配信は、人それぞれ。
もちろん好みもありますが、その時の体調や精神状態が大きく関わります。
 
ある女性患者さん、仕事や介護で心身ともに疲れがピークに達していたころ、動物か自然の、静かなテレビ番組しか見られなくなったそうです。
それまで好きだったバラエティーも、ドラマも、無理。
 
心身ともに疲れると、次々に変わる会話や展開、賑やかな音や光がしんどくなりますね。
 
その方が、少しづつ元気になってきた時に見られるようになったのが、時代劇「水戸黄門」。
もともと時代劇が大好き、その中でも水戸黄門なら、乱闘場面も少なく、楽しく見られるとのこと。
 
これ、わかる気がします。
私も、看護師として働き始めた20代の頃、時代劇とサザエさんばかり、よく見ていました。
仕事はやりがいがありましたが、とにかく忙しく、覚えることもたくさん。
当然のことながら生老病死に深くかかわる仕事。
頭も心もきっといっぱいいっぱいだったのでしょう。
 
時代劇、特に「水戸黄門」や「遠山の金さん」などは、勧善懲悪がはっきりしていて、わかりやすい。
そして、最後に必ず悪は成敗されるので、どこか安心して見ていられます。
そこに人情が絡んできてホッとする。
戦や乱闘シーンのない時代劇を選べば、複雑なことを考える必要もなく、安心して見ていられました。
同僚には、時代劇⁉って、笑われていましたが(笑)
 
数年を経て、仕事に慣れてきたころには、特に気にせず何でも好きなものを見られるようになっていたと思います。
 
前述の女性患者さん、もっと元気になって、好きだった色々なもの、見られるようになっていただきたいですね。