2019/1/16

ウィルスに負けない身体に

↑散歩中、なんだか甘い香りがするな~と思ったら・・・蠟梅(ろうばい)が咲き始めていました。
春が確実に近づいていることを感じます。
 
 
1月6日の小寒から、1月20日の大寒を経て立春まで、この頃が一年で最も寒さが厳しい時期と言われています。
暦どおり、冬らしく寒い日が続いています。
寒の入りから、空気がぐっと乾燥してきたのを感じますし、実際に鍼灸院の湿度も40%前後となり、加湿が欠かせなくなりました。
 
寒さと乾燥が相まって、インフルエンザが流行しています。
インフルエンザは西洋医学では、インフルエンザウィルスが原因とされています。
東洋医学では、ちょっと強力な風邪と考えます。
そして、風邪同様、かかってしまうのは抵抗力が低下しているから、つまり気血・臓腑の弱りや、バランスの乱れがあるからです。
 
インフルエンザ予防といっても特別なことはなく、結局は免疫力を高めておくことです。
よく、免疫力を高めるために、たくさん食べよう!とする方がいますが、それは間違いです。
過度な飲食は、身体の中に湿熱を溜め込んでしまい、また胃腸を傷めます。
そして、「これさえ食べておけば、飲んでおけば大丈夫」という飲食物はありません。
いくら身体にいいものでも、そればかりでは栄養が偏ります。
テレビやネットの情報に振り回されないでくださいネ。
何事もバランスが大切、食事もしかり、です。
お米、季節の野菜や果物、海藻、大豆製品、肉と魚をバランスよく、腹8分目を心がけましょう。
そして、適度な睡眠と運動です。
寒い日が続きますが、昼の暖かい時間に散歩したりして、適度に体を動かしましょう。
 
室内の環境も大切です。寒くてもこまめに換気を行い、湿度は50~60%を維持するようにしましょう。
鍼灸院では加湿が必要ですが、私の自宅は料理やお風呂などが適度な加湿になっているおかげで、加湿器いらずです。
周囲の環境、建物の立地条件などによっても室内の湿度は変わってきますので、湿度計があれば、一目瞭然、とても便利です(湿度が高くなる梅雨から夏にも役立ちます)
 
2月に入れば、立春です。春はもう間近。
冬を乗り切り、元気に春を迎えましょう。