2018/6/16

元気の源、腎の臓①

↑蓮の中に何かいる?バッタが潜り込んでいました。
 
 
 
宝塚香鍼灸院の最高齢の患者さんは、大正生まれの96歳、私の祖母です。
現在東京で1人暮らしをしており、
私は月に1度、祖母の家に往診に行きます。
 
和室に布団を敷いて、昭和な雰囲気の中
ご近所の方々にも治療を行います。
 
月に1度の東京往診も早いものでもう2年になります。
鍼灸治療と、孫がはるばる来てくれる!という刺激で
2年前より元気になっています(笑)
 
顔艶が良くなり、高血圧の薬も減り、声にもはりが出て
黒い髪まで生えてきました。鍼の力はすごいです。
 
祖母には主に腎の臓の機能を高める治療を行います。
東洋医学でいう腎の臓は、
「生殖や成長・発達、ホルモンの分泌、免疫系などの機能を併せ持つ生命の源」
と考えられています。
 
腎の臓の主な働きは、
生命を維持するエネルギー源「精」を蓄え、体内の水分をコントロールすること(排尿と深く関わります)、骨や歯、脳、髪などの生育、耳や尿道、肛門の機能維持などです。
 
そのため腎の臓が衰えると
排尿異常(頻尿や夜間尿、尿漏れ)、骨や歯がもろくなる、耳が遠くなるなどの症状が見られます。いわゆる加齢に伴う症状です。
 
元気で長生きするためには、この腎の臓をいかに守るか、が大きなポイントになります。
 
では、どうしたら腎の臓を守れるのでしょう??
鍼灸治療はもちろんのこと、日々の生活でもできることはたくさんあります。
 
次回は、「腎の臓をまもる養生法」について書きたいと思います。
お楽しみに!