2024/11/1

暑い夏の代償

↑秋と言えば、萩。
 
 
暑く長かった夏は、秋になった今でも色々な形で心身に影響を及ぼしていると改めて感じます。
 
夏はそもそも外に出て、大いに陽気を養う季節。
陽気が少ないタイプは、夏の方が体調が良くなります。
 
今年の夏は、暑すぎて、汗をかなりかき、気血を消耗して体調を崩すタイプと
クーラーがしっかりきいたところでずっと過ごしたために陽気が養われず、もしくは発汗しないことで中に熱を籠らせてしまい体調を崩すタイプと、本当に様々です。
 
これに秋の気温低下、大きな気温差などが重なって夏に受けた影響がどっと出てきます。
 
ですので、その方の体質と共に、夏にどのような過ごし方をしていたのかを知ることは非常に大切ですね。
 
最近「秋バテ」なんて言葉をよく聞きます。
これも、その方の体質に、生活状況や気候がどのように影響をしたのかで、症状も様々、当然ながら鍼灸の治療方法も様々です。
 
東洋医学では2000年以上も前から、人間は自然の一部であり、常に季節、気候の影響を受けていると言われています。
夏になる病、秋になる病、夏の病が秋にはどう変化するか。。。
古い医学書にも書かれています。
 
昨今は夏の暑さが尋常ではなくなっているので、こちらも試行錯誤の部分はありますが、基本的なことがわかっていれば応用ができます。
 
やはり便利ですね、東洋医学。
もっともっと広めていきたいですね。