2024/10/21

さつまいもの蔓

↑とれたてほやほや、新鮮な蔓。
 
 
先日、ご近所さんから、ご自身の畑で採れたサツマイモの蔓をいただきました。
 
この方は、ツワブキの茎や、山菜など、食糧を無駄にせず、何でも上手に料理をしてしまいます。
 
私はと言えば、サツマイモの蔓は料理するのも食べるのも初めて。
 
フキの皮むきのように、スルーっと皮をむき(これ、うまくいくと、結構楽しい)
30分ほど水にさらし、あく抜きをしてから調理します。
 
今回は、3㎝くらいに切って、油揚げとともにキンピラにしました。
お酒、みりん、しょうゆで味をつけ、仕上げに胡麻と鰹節をふりかけます。
 
柔らかい部分を選んでくださっていたのか、思っていたより火の通りは早く、あっという間に完成。
 
蔓もサツマイモのような甘みがほんのりとあって、とても食べやすかったです。
食物繊維、カルシウム、鉄、ビタミンCやEなどを含み、東洋医学的にも解毒作用に優れていたため、外用薬としても用いられていたそうです。
 
さて、蔓の皮をむいた後の指が黒くなってなかなか落ちなかったので、これは染料としても使えるのでは???と思って調べてみたところ、やはりそうでした。
カーキやベージュに近い色合いになるようです。
 
皮を剥く作業が結構大変なので、日々の料理に使うのはなかなか難しいサツマイモの蔓。
 
それでも何でも経験するとわかることがあります。
百聞は一見に如かず。
 
戦時中は食べるものがなく、サツマイモの蔓も貴重な食糧でした。
醬油や味醂などもなく、あまり味をつけずに食べていたのですから、貴重な食糧とはいえ、毎日毎日となると、、、、などと、いろんなことを感じながら、せっせと皮むきをしました。
 
皆さんも機会があれば、ぜひお試しください。