2021/11/5

柿食えば鐘が鳴るなり・・・

↑空に向かってそびえる五重塔
 
 
先日、秋の心地よい風に誘われて、法隆寺へ行ってきました。
 
興福寺や東大寺がある奈良の中心部からは、電車で一時間程の奈良県斑鳩町にあります。
 
宝塚からは、JRで1時間半ほど(宝塚線、大和路快速)、思っていたより近かったです。
 
法隆寺と言えば、日本最古の五重塔。
この五重塔、金堂、それを取り巻く回廊や中門は、現存する世界最古(!)の木造建築物です。
 
1600年もの間、この斑鳩の地に佇む法隆寺。
重機もない時代、ひたすら人の手足で建立された法隆寺。
 
素朴ながら、とても堂々として、力強かったです。
 
境内はとても広く、あちこちに休憩用の椅子が設けられていたので、ゆっくりと巡ることができました。
 
周囲の町並みを散策すると、そこかしこから金木犀の香りが漂います。
あちこちに、柿がたわわに実り、そして人家の軒下には、干し柿が吊るされていました。
 
まさに
柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺(正岡子規)
です。
 
悠久の時の流れを感じながら、秋を満喫した一日でした。
 
↑少し歩くと秋桜畑が広がっています。