2019/10/2

秋芳洞で感じた自然の力

お休みをいただき、熊本県と山口県へ旅行へ行ってきました。
山口県では、日本最大級の鍾乳洞、秋芳洞へ。
秋芳洞は、全長8.8㎞、その中の洞窟1㎞ほどが一般開放されています。
 
台風前の蒸し暑い日でしたが、入り口が近づくと周囲の気温が一気に下がります。
中は1年を通して17℃前後に保たれているそう。
夏涼しく、冬暖かい・・・天然エアコンです。
↑鍾乳洞の入り口。
下からは、湧き水が。。。
本当に綺麗な水でした。
 
 
中に入ると、100万年にわたる地下水の浸食、砂や礫の堆積、洞窟の崩落などによってできた
「自然が生み出した芸術作品」がたくさん。
 
↑中はこんなに広い場所も。高さ35m、幅80mの大広間です。
下には地下水がこんこんと湧き出て、流れていきます。
コウモリが飛んできそう。。。実際たくさんのコウモリが生息しているそうです。
 
 
↑百枚皿と呼ばれる名所。
棚田のように見えます。どうやってこんなに美しいものができたのでしょう。。。
 
 
↑氷柱石と呼ばれるツララ状の鍾乳石。
天上から落ちる水が石灰を溶かし、それがツララ状になったもの。
250年かけて、2㎝ができるそう。これは、30㎝から1mあったから・・・とんでもなく長い年月をかけて作られています。
 
100万年前、人類がこの世に誕生するよりも遥か昔、もちろん恐竜だっていなかった時代から、悠久の時を経て今、目の前に広がる光景が作られました。
そして今もなお、絶え間なく水は流れ、創造は止むことなく続いています。
未来にわたって。。。
 
こんな光景を目の当たりにすると、自然に対するの畏敬の念を覚えます。
そして人間はもっと自然に対して謙虚にならないと、、、と思いますね。
でも本当は、こんな時だけではなくて、いつも思うべきなのでしょう。
自然があるからこそ、人間は生かされているのですから。
 
自然の一部である人間だって、ひとりひとりが過去から未来へバトンをつないでいく役割を担っています。
今だけを生きているのではなく、未来を作っているのです。
そして、それは人間だけの未来ではなく、地球全体の未来なのです。
 
100万年後は想像できないくらい遠い話だけど、100年後の未来のために環境のこと、自然のこと、ひとりひとりがもっと考えないといけませんね。。。