2019/9/13

秋に生きる夏の養生

秋はお月見の季節でもあります。
 
 
9月8日は二十四節気の白露です。
夜の間に大気が冷え込み、草花に朝露が宿るところからつけられた名前です。
二十四節気のそれぞれの名前を見ていると、昔の人々は、細やかに自然を感じ、自然と共に生活があったのだな。。と感じます。
 
つい数日前までは、白露とは程遠い蒸し暑さが続き、本当に秋はやってくるのか・・・なんて思っていましたが、ある日の朝、目覚めたらちゃんとやってきました。
窓から吹き込む、涼しく乾燥した北西の風!
待ってました!
 
ここ数年は夏の暑さが厳しいので、秋になってひとまずホッとする方が多いのではないでしょうか。
私は、20代の頃から蒸し暑い夏は苦手で、夏の間は、冬眠ならぬ夏眠(笑)
それが、秋が来るととたんに活動的になり、あれやこれやと予定でいっぱいに。
 
ただ、振り返ってみると、大小問わず、体調の崩れは秋に多かったです。
きっと、夏の疲れや不摂生が秋に噴出していたのでしょう。
 
当時は、夏のあいだ25℃くらいのクーラーを昼も夜も。
運動せず、食当たりのよい素麺や冷ややっこばかり、、、というような生活だったので。。。
 
それがここ数年、相変わらず夏は苦手ですが、秋は元気に過ごすことができています。
これは、夏の養生と鍼のおかげです。
 
夏に合わせた食事、睡眠、適度な運動。
 
患者さんのために元気でいたいという思いがあるからこそ、自分の身体の声に耳を傾け、試行錯誤しながら、日々の養生ができているのだと思います。
無茶することもありますが、その後の回復も早い。。。
患者さんに感謝です。
 
さぁ、芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋。
みなさんはどれを楽しまれますか?
今日来られた患者さんで、勉強の秋!という女性も。
働きながら、大学の通信教育で学んでいるのです。頑張れ!
 
夏の疲れが残っている方は、まずしっかりと立て直してくださいね。
それが秋を元気に過ごす秘訣です。