2019/8/24
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「ノートルダムの鐘」観劇 |
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↑舞台は写真に撮れませんので、パンフレットの写真です。 先日、京都劇場で行われている劇団四季のミュージカル「ノートルダムの鐘」を見に行きました。 原作はビクトル・ユゴーの「ノートル=ダム・ド・パリ」 中世のフランス、パリが舞台です。 醜悪な外見を持つノートルダム大聖堂に住む鐘撞の主人公カジモド。 美しいジプシーの踊り子、エスメラルダの優しさに触れ、恋に落ちる。 エスメラルダを巡る、カジモド、聖職者フロロー、警備隊長フィーバスという3人の男性の愛憎。 内容については詳しく書きませんが、異なる外見や民族に対する偏見・差別、教会が持つ絶対的な権力が渦巻く中でも、必死に誰かを愛し、生きようとする人たち。 単なる悲恋物語では終わらない、とても重厚なテーマを持つ作品です。 舞台の良さは、何といっても俳優との一体感でしょうか。 劇場に入って、舞台セットを見たときからもうその世界に引き込まれるような感覚を覚えます。 俳優の息遣い、足音、心に響いてくる音楽など、映像だけでは味わえない魅力があります。 劇場がら外に出たときに、ふと立ち止まって、一瞬考え、数秒後に 「あ、私は21世紀の日本の京都にいるんだ。」と気づく(笑) そのくらい、中世のフランスに浸りきっていました。 それにしても、舞台製作に関わる方々はもちろんのこと、演じる皆さんのエネルギーはものすごいです。 役に命が吹き込まれている、というのでしょうか。 それが観客にも伝わるから、共に笑い、共に悲しみ、共に喜べるのでしょう。 心が躍動する、そんな充実したいい時間を過ごすことができました。 興味のある方はこちらをご覧ください→劇団四季「ノートルダムの鐘」 |
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