2019/9/3

教えることの楽しさと難しさと

↑ダリアの花弁は精巧な幾何学模様のよう。
見ていて飽きません。
 
 
今年度から、私が所属する鍼灸学術団体「北辰会」の勉強会で、実技指導をさせていただいています。
主に、体表観察(脈、舌、背部、腹部、手足のツボの状態など)の実技です。
 
そして、基礎中医学の短時間の講義を担当することにもなり、スライドや原稿作成→先輩方の添削→修正の繰り返し。
本を何冊も引っ張り出しては、「う~ん・・・」とうなりながら(苦笑)の作業です。
 
誰かに教えることで、自分の理解度や技術力、これがはっきりとわかります。
恐ろしいほど。
わかりやすい言葉に落とし込んで講義、指導するには、自分が「なんとなく」わかっている、「なんとなく」できているのでは限界があります。
 
特に実技では、専門学校の学生さんから臨床をされている先生方まで幅広い方が対象となりますので、その方のレベルに合わせた指導を・・・となるとこれがまた難しい。
 
毎回毎回、試行錯誤です。
流れるように指導されている先輩方を見ていると、自分との差にため息が出る時もしょっちゅう。
 
でも「そういうことだったんですね!わかりました。」という笑顔をみると、とても嬉しくなります。
悩みながらでも、指導した意味があったのか、、、と。
 
教えることは楽しく、そして難しい。
私の場合はまだ
難しい>>>楽しい・・・といったところでしょうか。
 
教える場は、教える者にとっても自分自身の課題を見つけて成長できる場。
いつか楽しい>>>難しいになるように。。。
そして、自分が成長した分、日々の臨床で患者さんの治療にも生かせるように。。。
 
さぁ、次回も頑張りますか。