2019/2/7

春の脈

↑待ちに待った梅の開花です。見ているだけでウキウキします。
 
 
 
立春が過ぎ、風にも少し暖かさが混じるようになりました。
もう、春到来です。
これからを寒くなったり暖かくなったりを繰り返しながら、季節は冬から春へとバトンタッチです。
 
立春前後から、患者さん方の脈にも春の気配が・・・。
実は、脈も季節、気候に応じて変化するのです。
 
私たち人間も自然界の一部、気候や四季に応じて身体が変化するので、脈にもおのずとその変化が出てくるという訳です。
 
春は、自然界でも木気が盛んになる時期。木々が一斉に芽吹きだします。
この木気が盛んな状態というのは、人間にすれば、肝の臓が盛んになるということ。
何かを新しくやりたくなったり、外に出たくなったり、そわそわしたり・・・
これが高じると、イライラしたり、突然歌いだしたり・・・(*_*)
 
春の脈は「少しく弦」。
弦脈は、弓の弦のように、ビーンビーンと堅い脈です。
 
脈は人それぞれ、硬さ、柔らかさ、リズム、幅、力などその時の状態によって異なります。
各々の脈に少し弦が混じる・・・というようなことが、この時期にはよく見受けられ、「あ、春が近づいているんだな」と感じます。
 
来週はまた寒の戻りがあります。
気持ちは春物の服を軽やかに着たいところですが・・・
この時期は温度変化が激しいので、くれぐれも服選びは慎重に。
重ね着をして一日の気温変化に対応できるようにするなど、工夫をしてくださいね。