2018/8/16

治りはじめが肝心

↑「私休んでますねん。邪魔せんといてや・・・」
 
 
風邪ひき、ぎっくり腰などの急性疾患。
その最中はしんどくて、つらくて、動けなくて・・・
 
けれど治りはじめ、身体のだるさや痛みがとれて、元気になり、食欲も出てきた。
そこで、陥りやすいのが、「元気な時と同じように食べて動く」
 
そして、その次に待っているのが・・・
せっかく治りはじめた病がまた復活。
 
ゆっくり休めないのは、日本人の性分なのでしょうか。
ある患者さんは、何もしないで一日が過ぎると罪悪感を感じると。
 
え?と思いますが、結構多いです、こんな方々。
どれだけ頑張り屋さんなのでしょう。
頭が下がりますが、やはり鍼灸師としてはちゃんと休んでくださいね~
休むことも仕事ですよ~とお伝えしています。
 
そもそも病になるということは、
きっかけはあるにせよ、身体のバランスが崩れているからで、
そのバランスをもとに戻すまでは、東洋医学では、決して治ったとはいいません。
(同じ環境にいても、風邪をひく人ひかない人がいますから、風邪をひいた人は何らかの原因が身体にあったということです)
 
バランスが整うまでは
何事も控えめにお願いします。
睡眠だけはたっぷりと。
 
そして、気兼ねなくゆっくり休めるように
いたわり合い、助け合う、
ゆとりのある社会であってほしいですね。