2025/12/19

こどもの鍼②

↑可愛らしいピンク色。
 
 
前回に引き続き、こどもの鍼の話です。
鍼灸は、こどものあらゆる不調にとても効果がありますが、どのような症状であれ、土台となる生活も一緒に整えていくことが大切です。
 
「ぐっすり眠れる、バランスの良い食事を美味しく食べられる、いいうんちが出ることが大事」
と、小児科医の鈴村水鳥先生が、著書『子育て漢方』の中で書いておられます。
 
鈴村先生は、名古屋の名鉄病院などで、小児漢方内科、漢方内科の医師をされています。
私が所属する鍼灸学術団体「北辰会」の会員でもあります。
 
睡眠、食事、排泄。
これは大人でも大事なことですが、成長期にあるこどもたちには、なおさら大事なことです。
 
最近の子どもたちは、塾、習い事などで大人並みの忙しさです。
「朝、起きられないのです」
と来院した子どもの話をよく聞くと、就寝時間は小学生でも24時とか。。。
高校生で夜中の1時とか。。。
 
これでは、朝、起きられないどころか、日中の活動にも支障をきたします。
「寝る子は育つ」
成長期には、睡眠をしっかりとってほしいですね。
 
養生というと、大人がするイメージがありますが、子どもには子どもの養生があります。
鍼と日々の養生。
車の両輪のような関係です。