2025/12/13

こどもの鍼

↑ノアザミ。線香花火みたい。
 
 
鍼灸院には、就学前から思春期にいたるまで、幅広い年齢の子どもが来院します。
 
子どもには、刺さない鍼を用います。
子どもは気の動きが早くて鋭敏ですので、刺さなくても十分効果があります。
 
「子供は、ただ大人を小さくしたものではない」
これは、東洋医学・西洋医学に共通する言葉です。
子どもには子どもの特質があります。
決して、小さいおとな、ではありません。
 
東洋医学でみる子どもの生理的特徴は、大きく二つあります。
 
「生機蓬勃(せいきほうぼつ)、発育迅速」
→生命力が湧きあがり、発育が早いこと。すべての臓腑が成熟にむかって進むこと。
 
「臓腑嬌嫩(ぞうふきょうどん)、形気未充」
→五臓六腑は形成されているけれど、働きが未熟であること。
 
まだ未熟である反面、成長のエネルギーがものすごいので、このエネルギーを良い方へと導けば、回復はとても速いです。
羨ましいくらいです(笑)
 
どの子も、体調が良くなっ見た時に見せてくれる笑顔は最高です。
その笑顔のために、、、今日も明日も頑張ります。