2025/11/15

種いっぱいの柿

↑深まる秋。
 
 
今年は全国的に柿の生り年のようで、色々な方から、庭でとれた柿をたくさんいただきました。
ありがたいことです。
 
小ぶりのものから大ぶりのものまで大きさも様々。
深みのある橙色は、秋を代表する色です。
 
食べるときに、柿は種が多かったことを思い出しました。
最近は種が少ない、もしくはない柿も多く出回っていますが、子どもの頃から親しんだ柿は、まさに種の多い柿でした。
 
柿の実を切るとき、ちょうど種に当たり、種がまっぷたつに。
種の中には芽のような白い部分が。
子葉、胚軸、幼根、合わせて「胚」
つまりは、柿の木の赤ちゃん。
 
懐かしいー。
小学生の理科で習ったような、習っていないような(笑)
この種が、一個の柿に6個から8個入っていますね。
 
種がたくさんの昔ながらの柿。
素朴な味で、私は大好きです。
 
日本に古くから自生する柿。
東洋医学的には、炎症を鎮める、肺を潤し咳をとめる、血圧降下の作用があります。
葉やヘタも薬として利用されていました。
 
空気が乾燥して、呼吸器系を傷めやすい秋にぴったりの果物ですね。