2024/3/18

幸せなウサギ

↑春に咲くけど、クリスマスローズ。
 
 
先日、鍼灸師の大先輩が飼っていたウサギが、10歳の命を全うし、旅立ちました。
 
私は動物に詳しくないのですが、10歳というのはウサギにするとかなり長生きだそうですね。
直前まで元気に動いて、あっという間に旅立ったそうです。
 
まさに、誰もが望むピンピンコロリです。
立派な大往生です。
 
この先輩は、ウサギはじめ、インコ、亀などたくさんの動物を飼っています。
そして、すごいのは、ウサギやインコにも時には鍼やお灸をすることです。
 
ウサギには、自然の葉物をたくさん食べさせていたそうです。
時には、ニンジンの葉、時には紫蘇の葉、などなど。
 
最近は栄養管理されたペットフードもたくさんありますが、時には栄養過多になって逆にそれが身体によくないこともあります。
このあたりは、人間だって身につまされること。
栄養剤、ビタミン剤などのサプリメントだって、不必要な摂取は毒です。
 
このウサギ君、晩年は特に青菜と豆腐を好んでむしゃむしゃと食べていたそうです。
 
もちろんウサギたちにもウサギ自体の特性の他、個々のそして年齢に応じた違いがあるので、一概に何が良いとは言えないでしょうが、季節に応じた環境や自然な食生活、運動、そして人間のエゴによるストレスを与えないことが大事なのだな~と、先輩の飼育話を聞くたびに思いました。
 
過保護も与えすぎもよくありません。
だからといって理不尽な厳しさもよくありません。
これは、人間も一緒でしょう。
 
コロナ禍で動物を飼う人が増えたとか。
そして、普通の日常に戻った時に、捨てられる動物も多いとか。
 
そんなことと対極のように、動物への暖かな眼差しを向ける先輩に飼われていたこのウサギ君はなんと幸せだったことでしょうか。
 
ウサギ君、今頃、月?かしらね?