2024/2/26

シャンソンの調べ

↑満開のミモザ。
なんとも言えない美しさ。。。
 
 
先日、シャンソンをされている患者さんのお誘いで、初めてのシャンソンライブへ行ってきました。
仕事や子育て(今は孫育て)、介護など多忙な日々を過ごしておられますが、シャンソンはもう20年以上続けておられるとか。
 
曲に合わせたドレスを着こなし、情感たっぷりと歌う姿はとても素晴らしかった!
 
シャンソンはフランス語で歌謡曲という意味があるそうです。
 
色々な楽曲がありましたが、初めて聴く曲なのに、不思議と、どこか懐かしさを感じるメロディでした。
映画や舞台の影響でしょうか。
 
そして、歌詞に物語がありますね。
 
恋、愛、別れ、故郷、戦争、変わりゆくもの、失ったもの・・・
ウキウキ、切なさ、嫉妬、怒り、悲しみ・・・
 
一曲の歌が、ひとつのドラマのようでした。
 
ある出演者の方が、シャンソンを通して、今まで知らなかったヨーロッパの歴史や文化を知ることができました、とおっしゃていましたが、それもまた楽しいですね。
 
例えば、没落した貴族の悲哀を歌った、なんともせつない一曲がありました。
また、戦火を逃れるために、故郷からパリへ。故郷への愛、そして哀しみと静かな怒りを感じる一曲がありました。
その歌に、どのような背景があるのか、とても興味をそそられました。
 
出演されていた方は、アマチュアの方がほとんど。
コンクールに初めて出場した時には、緊張で頭が真っ白!歌詞も吹っ飛んで、歌えなかった。。。などのお話をされていましたが、ひとつのことをずっと続ける、失敗しても諦めずに続けた結果、こんなにも感動的なライブとなったことに、尊敬の念を抱きました。
 
ただ上手、というだけでなく、その方その方の人生の悲喜こもごもが歌に生きているようで、何度も何度も感動しました。
 
素敵な時間をありがとうございました。