2024/2/16

熱海で研修

↑朝焼けのヨットハーバー
 
↑2月に見頃を迎える熱海桜。
 
 
コロナ禍を経て、私が所属する鍼灸学術団体「北辰会」の冬季研修が、5年ぶりに熱海で開催されました。
 
丸二日、みっちり勉強です。
 
この冬季研修会は「順雪会」(じゅんせつえ)
と呼ばれています。
 
藤本蓮風先生によって、奈良県で北辰会が立ち上げられてから、50年以上。
そして今から28年前、群馬県で鍼灸師をされていた中村順一先生が、関東でも北辰会の勉強ができるようにと、北辰会関東支部を立ち上げられました。
 
地元群馬県でも、鍼灸師会の代表を務めるなど、鍼灸師の教育、正しい鍼灸の普及に多大なる尽力された中村先生ですが、残念ながら関東支部発足から1年後に肝臓がんのために亡くなりました。
 
中村順一先生のお名前と、亡くなったのが1月、雪の季節であったことから、順雪会と名付けられた冬季研修が、先生を偲ぶために企画され、毎年開催されています。
 
10年ほど前までは中村先生の故郷、群馬県の水上温泉で開催されていたのですが、関西からも参加しやすいようにと熱海で開催されるようになりました。
 
この冬季研修には、会発足時に尽力してくださった諸先生方も参加されます。
ひとつの会を発足させ、そして発足当時の理念のままに会を発展させ、後世に繋げていく。
 
並大抵のことではありません。
私たちがこのように勉強できるのも、諸先生方の情熱と尽力があってこそ。
 
そのことに思いを馳せながら、その思いを引き継げているのかと自身に問いながら、勉強にいそしんだ二日間でした。
 
ちなみに、、、コロナ禍や土砂災害などに見舞われた熱海ですが、コロナ以前より観光客が増えており、熱海駅は東京かと見まがえるほとの混雑ぶり。
 
あまりの混雑に、お土産を買う余裕もなく(笑)帰ってきました。