2023/12/18

もうすぐ冬至

↑元気が出る色、黄色。
ツワブキの花。
 
 
もうすぐ冬至です。
 
ここ数日、一気に気温が下がり、冬らしくなりました。
冬だから、冬らしく寒くなることがとても嬉しいのは私だけでしょうか???
冬の朝の凛とした空気がたまらなく好きなのです。
 
暖かい冬は過ごしやすいかもしれませんが、生態系への影響が心配になります。
冬は冬らしくあってほしいものです。
 
冬になると、星野道夫さんの本を読みたくなります。
星野さんは、アラスカに住みながら、そこに住む人々の生活や自然、動物の写真を撮り、文筆活動も行っていました。
 
アラスカの冬至は、太陽がわずかに地平線から顔をのぞかせるだけ。
そしてすぐに夕日となって沈んでしまいます。
午前11時に日の出を迎え、午後2時には日の入り。
 
「この土地で暮らす人々にとって冬至は気持ちの分岐点です。
極北の厳しい冬はこれからが本番であるのに、冬至を境に、少しづつ太陽が描く弧が大きくなっていき、冬の先にある春を確実に感じられるからです」
 
という星野さんの文章が好きです。
 
寒さが厳しく、暗い時が長いからこそ、その先の春の気配を敏感に感じ、心待ちにする。
春が来た時の喜びは、私たちが想像できないくらいに大きいのでしょう。
 
冬来たりなば春遠からじ。
 
冬の寒さも冬景色も冬の風物詩も
楽しみましょうね。
 
その先の春を思い浮かべながら。