2023/10/4

東洋と西洋が手を取り合って

↑滝の裏から森を見る。
 
 
最近、医師に鍼治療を勧められて来院する方がちらほら。
 
病院の検査では問題がなく、鎮痛剤の副作用で苦しんでいた酷い偏頭痛の患者さん。
 
突発性難聴で、ステロイド治療を受けるも改善しなかった患者さん。
 
原因不明のめまいが続く患者さん。
 
「これは東洋医学の方がいいから、鍼灸院探して行ってみたら。」と医師に言われたそうです。
 
また、持病があり、病院に通院を続けている方が、担当医に鍼治療の相談をすると、
「鍼もいいから、受けてみたら。」
と言われて来ましたという方も何人かおられました。
 
一昔前だったら、そもそも鍼を勧められることもないですし、主治医に相談しても「そんなよくわからないの、やめておきなさい。」と言われることの方が圧倒的に多かった気がします。
 
私が所属する鍼灸学術団体「北辰会」でも、病院で働く医師の参加が増えています。
 
東洋、西洋、どちらが良いか悪いかではなく、
それぞれの得意分野を活かしながら、患者さんにとってよい医療ができることが一番。
 
社会的に実現するのはまだ先かもしれませんが、少しづつ、少しづつ、よい流れを感じます。