2023/3/17

睡眠の重要性

↑青い空に木蓮の白が映えます。
 
 
前回のブログで、順天堂大学東洋医学研究会主催のシンポジウム「睡眠の生理と改善策」に参加しましたと書きましたが、その内容を少しばかり紹介します。
 
日本人の睡眠時間は、先進国の中でも少ないそうですね。
「4時間の睡眠時間で大丈夫!」などというような本が出ると、非常によく売れるそうです。
皆さん睡眠時間を削って、やりたいこと、しなければならないことがたくさんあるのでしょうか。。。
 
実際、「ショートスリーパー」と言われる、4-5時間の睡眠でも、日中の活動に影響を及ぼさない人はいるそうですが、それは人口のほんの3-5%だそうです。
 
ある研究で、5時間睡眠と7時間睡眠の集中力を比較すると、1日2日は変化が少ないですが、長期になると5時間睡眠群の集中力の低下は顕著となったそうです。
 
また別の研究では、睡眠時間の不足により、心疾患や脳卒中のリスクは明らかに増加していました。
 
眠らない→体調の悪化→眠ることができない
という悪循環になることも少なくありません。
 
質の良い睡眠を取るには
・日中の活動(適度に体を動かす)。
・夕方以降、カフェイン摂取を控える。
・筋トレやランニングのような激しい運動は、夜は控える(精神を興奮させます)
・就寝2時間前に夕食を済ませる、できない場合は少食に。
夜の間食は避けた方がよいでしょう。
・スマホ、パソコン、夜は控えめに!
 
人類の歴史の中で、「睡眠」が大きく変化したのは、エジソンが電球を発明してから、と言われています。
夜でも活動ができるようになったからです。
 
それでも、夜しっかり睡眠をとることが人間の活力源であることには変わりありません。
 
皆さん、今一度、睡眠がちゃんととれているか、見直してみてくださいね。