2021/8/11

秋来ぬと目にはさやかに見えねども

↑名前は分かりませんが、夏の日差しを浴びて、元気いっぱい咲いています。
 
 
「秋来ぬと目にはさやかに見えねども
風の音にぞ驚かせぬる」
 
古今和歌集に収録されている藤原敏行の歌です。
 
秋か来たということは、目にははっきりと見えないけれど、風の音にはっとさせられる。。。
というような意味です。
 
いつもこの時期になると思い出される歌です。
 
8月7日は二十四節気の立秋でした。
その日は、猛烈に暑くて、秋のかけらもありませんでしたが、
台風が過ぎ去ってから、朝と夜の風に変化が。
今日の夜は、久しぶりにクーラーをつけずに朝まで眠れました。
 
ミンミンゼミの大合唱の合間に、ツクツクボウシやヒグラシの鳴き声が混じるようになりました。
 
これからもまた暑さがぶり返し、クーラーをつけなければならない夜はやってくるのでしょうが、季節は秋に向かっていることを感じると、ほっとします。
 
夏の疲れが出る頃です。
睡眠をたっぷりとって、
バランスのよい食事をとって
 
疲れを溜め込まないようにしましょうね。