2020/11/21

発熱して治る

↑移ろいゆく季節。いつまでも眺めていたい・・・。
 
 
小学校1年生の女の子。
繰り返す蕁麻疹で薬が手放せなくなり、来院。
 
数回鍼をしたのち、発熱。
その後、蕁麻疹は出なくなる。
 
身体の中の熱は、内臓がうまく働くためには必要なもの。
ですが、余分な熱を溜め込むと、蕁麻疹はじめ様々な症状を引き起こします。
 
この余分な熱を取る治療をすると、このように発熱したり、多量の便や尿が出たりして治っていくことは、よくあることです。
身体が自分の力で、余分な熱を外に出してしまうのです。
 
東洋医学は、あくまでも自身の持っている力を生かして治療するもの。
この女の子も、ちゃんと自分の力を生かしてくれました。
 
初診時はお母さんもずいぶん心配されていましたが、薬も必要なくなり、よかったですね。