2019/11/2
|
|
ようやく秋の身体に |
|
↑久住高原(大分県)のススキ ようやく秋らしく爽やかな日が続くようになりました。 そして、患者さん方の身体からようやく夏の名残が消えつつあります。 夏の暑さは、気血を消耗します。 発汗の多さがさらに拍車をかけます。 特に今年は連日高温、高湿度が続いたため、その分消耗も激しかったのです。 本来、9月に入り暑さが落ち着くころは、夏に消耗された気血を大いに回復させる絶好の機会。 ここで立て直しておかなければ、秋・冬の気候変化に身体がついていかなくなります。 ところが今年は9月どころか10月になっても蒸し暑い日が多くみられました。 そうなると、気血がなかなか回復しません。 腹痛、下痢、咽痛、咳、高熱、めまい、耳鳴り、腰痛など多彩な症状が見られました。 もちろん、これらの症状を引き起こす原因は様々ありますが、 今年の9月、10月は気血の弱りが関係するものがとても多かったです。 弱りの程度は患者さんそれぞれですが、とにかく気血を立て直すことを中心に治療を。 そしてようやく季節が秋へと移り変わり、身体から夏の名残が消えていきました。 そうしている間にも季節は移り変わっていきます。 今度は、冬を見据えた鍼灸。 自然と身体、切っても切り離せない関係なのです。 |
|