2019/8/14

台風が心身に及ぼす影響

↑台風が近づいているある日の夕暮れ。
雲が刻々と変化していきます。
 
 
今年のお盆は台風のニュースでもちきりです。
非常に勢力が強いことに加えて、お盆期間中のため交通機関の乱れが及ぼす影響が大きいからでしょう。
 
この台風、心と身体にも様々な影響を与えます。
 
台風は、赤道近くで発生、熱帯の暑い湿った空気を吸収して成長します。
そのため、大量の「熱」や「湿」を運んできます。
台風が近づいてくると、暑さに加えて湿度がぐんと上昇します。
 
それに加えて、台風接近から通過のあいだに、風向きが刻々と変化します。
 
この湿熱と、変化の激しい強い風が心身に様々な影響を与えます。
 
肝気が昂りやすく、湿熱邪が体内に停滞しやすくなり、
風むきがコロコロ変わることで、気が乱れ、精神が不安定になりやすくなります。
 
そのため、下痢、消化不良、湿熱が関係する関節炎、皮膚炎などの悪化や、頭痛、肩こり、めまいなどがみられることがあります。
 
このような威力のある台風、
備えを十分にして、通過していくのを待つしかありません。
とにかく、どの地域も被害が最小限で済むよう祈るばかりです。