2019/7/15

元気になってお洒落を楽しむ

↑真っ白なむくげの花の清々しさが、蒸し暑い空気を吹き飛ばしてくれます。
 
 
先日、ある患者さんから嬉しいお言葉をいただきました。
「先生、5年ぶりにピアスと服を買いました!お洒落をしてみようという気分になりました。」
 
首の痛みで来院された方ですが、診察してみると、ご本人が感じておられる以上に、「虚(弱り)」が多く見られました。
また、ご本人の自覚はありませんでしたが、ツボや脈の所見では、慢性的に軽い風邪を繰り返しているような状態でした。
 
そこで、弱りを補い、気血を充実させるとともに、抵抗力を高め、風邪をひきにくくする鍼灸を続けました。
その結果、気力や体力が少しづつついてきて、少し予定が詰まっても疲れずにこなすことができるようになったり、お洒落をしてみようという気持ちが生まれてきた、とのこと。
 
気血の弱りや停滞があると、このように何となくやる気がでない、疲れやすいなどの症状が見られることがあります。
 
「なんとなくやる気がでない」のが、自分の気持ちのせいだと思って、何とか気持ちを奮い立たせるけど、やっぱりできなくて、どうして?と自問自答。。。
 
これは、辛いですよね。。。。
 
けれど、このような「不定愁訴」と言われるような症状こそ、東洋医学の得意分野。
鍼灸治療を続け、気血のバランスを整えることで、気力や体力がついてきます。
 
その結果、以前より家事や仕事をこなすのが楽になったり、お洒落を楽しんだり、新たなチャレンジをしたり・・・
 
そんな報告を聞くことは、鍼灸師としてとても嬉しく、とても幸せな瞬間です。