2026/9/19

指導して、自分が育つ

↑秋の草花。
 
 
8月の終わりに、私が所属する鍼灸学術団体「北辰会」の夏季研修会が盛大に行われました。
 
少人数で徹底的に実技を研鑽するこの研修会。
今回は、講師として指導にあたりました。
 
私が担当したグループに、視覚障害を持つ受講生がいました。
わずかに光と人影を感じるくらい。
 
30代で視力を失っていき、それまでしていたダンスに関わる仕事ができなくなり、盲学校の理療科で鍼灸・あんまマッサージ師の資格をとったそうです。 
 
休憩中に、彼の来し方を聞きました。
私には想像できないような絶望や苦労を味わってきたと思います。
 
けれど、そこに感傷や愚痴は一切ありませんでした。
敢えて、言葉にしないようにしているのかもしれません。
 
これからどうするか。
臨床家として成長したい、そのためにはどうしたらいいのか、というその一念で、一生懸命に学んでいました。
 
この彼の姿は、他の受講生にとってもよい刺激になったのではないかと思います。
 
何より、彼の学ぶ姿勢に、私が教えられることが多かったです。
 
指導することで自分も成長する。
そのことをひしひしと感じた研修でした。