2025/7/19

映画「国宝」

↑夏だ、向日葵だ!
 
 
映画「国宝」大人気ですね。
鍼灸院の患者さんでも、見に行きましたという方、多数。
 
私は、吉田修一の原作小説を読み、この映画は絶対に見に行きたいと思っていました。
 
任侠一門の長男として生まれた喜久雄。
父は抗争に巻き込まれて死亡。
天性の歌舞伎の才を持ち、歌舞伎役者の家に引き取られる。
その家には同じ年頃の御曹司がいた。
歌舞伎役者となるべく、切磋琢磨するふたり。
血か、才能か・・・。
 
小説ではこの喜久雄の波乱万丈な人生が描かれているのですが、数多く登場する歌舞伎の舞台は、やはりプロが演じるのだろうか???
と色々想像していましたが、主人公の喜久雄演じる吉沢亮、御曹司役の横浜流星がすべて演じていました。
 
ストーリーの面白さはさることながら。
私が感動したのは、吉沢亮が、青年時代の喜久雄が演じる舞台から、老年期の喜久雄が演じる舞台までを演じ分けたということ。
歌舞伎を演じる喜久雄を演じる。
初々しさから成熟まで。
凄いですね。
そして、田中泯演じる女形の大先輩、これがまた凄い。
美しいのか恐ろしいのか妖しいのかわからないけど、目が離せない圧倒的な存在感。
 
まだまだ色々ありますが、全部書くと相当長くなりそうです(笑)
そのくらい、感動しました。
 
映画では描かれなかった細部を小説でじっくり味わうのもおススメです。