2025/2/28

無駄なことにこそ

↑池のほとりにたたずむ鳥。
 
 
いつも冬になるとリンゴを購入する長野県の農家さん。
家族経営でリンゴやブドウを育てており、農薬が少なく、見た目は悪いのですがとおっしゃいますが、味はとっても美味しく、皮ごといただいています。
 
この農家の、4人の小中学生のお母さんでもある方が、農家の仕事をしながら、PTA役員、こども劇場運営員長、生活くらぶの副支部長、青少年育成委員などなど、6つの役をしているとのこと。
それぞれの活動の詳細はわかりませんが、大変そうなのは察しがつきます。
 
いかに「効率よく」「要領よく」「無駄を省く」が良しとされる時代の逆をいく活動です、とおっしゃる。
 
けれど、彼女はめんどくさいけどそれがいい、と。
人と繋がれるから、と。
 
「無駄」なものにこそ大切なものがあると信じている、と。
 
そうですよね。。。
無駄とは一体誰にとって、何にとっての無駄なのか。
 
効率よく無駄を省くことで、失っているものだってあるのではないのか。
 
無駄を省き、効率よく、要領よくばかりを追求してきて、ゆとりが生まれたのか。
いつも何かにせかされていやしないのか。
 
なんてことを私も日々感じています。
 
リンゴが美味しいのはもちろんですが、こんな農家さんだからこそ、またリンゴを送ってもらおう、と思いますね。