2022/3/23

心ころころ

↑球根から育てたヒヤシンス。
身近に花があるって、心が華やぎますね。
 
 
生まれて7ヵ月になる男の子。
初めての来院は、5ヶ月の頃。
私が相手しても、ずっとご機嫌さんでしたが、ついに来ました人見知り期。
 
お母さん以外が抱っこすると、それはそれは泣きます泣きます(笑)
これも成長の証ですね。
 
そして、お母さんが抱っこするやいなや、さきほどの号泣はどこへ行ったのかと思うほどの、にっこり顔。
何ごともなかったかのように、キャッキャ、キャッキャ。
それを見て、私も思わず笑ってしまいます。
 
東洋医学では、感情の変化(怒る、喜ぶ、思慮する、憂う、悲しむ、恐れる)は、人間としてごく自然なことですが、
ある感情ばかりが過度であったり、長期に渡って続くと、病の一因になると考えます。
 
怒りが過ぎれば肝を傷り
喜び過ぎれば心を傷り
(喜び過ぎればというのは、楽しくもないのに笑ってばかりとか・・・)
思い過ぎれば脾を傷り
悲しみ過ぎれば肺を傷り
恐れ過ぎれば腎を傷る
 
という具合です。
 
だからこそ、「心ころころだぞ!」とよく鍼の師匠はおっしゃいます。
「子供を見習え」と。
怒ってもいいし、悲しんでもいい。
時には思い悩むこともあるでしょう。
ただ、そればかりにならないように、気持ちをころころと切り替えなさいということですね。
 
赤ちゃんのように・・・とは、いきませんが、
「心ころころ」は健康を守るために大切なことですね。